JR阪和線、ドア不具合でストップ 1万9千人に影響(産経新聞)

 3日午後5時40分ごろ、堺市堺区向陵中町のJR阪和線三国ケ丘駅で、日根野発天王寺行き快速電車の車掌から、ドアの1つが閉まらないと新大阪総合指令所に連絡があった。車掌が調べたが原因は分からず、この電車の運転を取りやめ、乗客約400人は後続電車に乗り換えた。

 JR西日本によると、このトラブルで上下22本が運休、18本が最大32分遅れるなどし、約1万9千人に影響した。

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「トリプルアクセルの評価が低い!」 ツイッターで真央応援「異常熱」(J-CASTニュース)

 フィギュア女子の浅田真央、金妍児(キム・ヨナ)両選手の19歳対決は、ショートプログラムが激戦となっただけに、最後までフィーバーに沸いた。ツイッターでは、何千ものつぶやきが出て盛り上がったほか、街でも、ミクシィで呼びかけた観戦会でファンらが声援を送った。

  「真央さんがバランスを崩すと、『あーっ』という悲鳴が漏れました。インタビューで泣いたときも、お客さんはもらい泣きしていましたね。ですが、最後は『よくやった』と感動していたようでした」

■ミクシィで呼びかけ観戦会、日の丸振って応援

 名古屋市内のブリティッシュパブ「OXO アスナル金山店」の店長は、ミクシィのコミュニティを通じて集まった観戦会の様子を、こう話す。

 今回のフィギュアスケート女子では、2010年2月24日のショートプログラム(SP)が、かなりレベルの高い戦いになった。浅田選手が五輪SPでは初のトリプルアクセルを決めると、金選手も完璧な演技で譲らなかった。点差の4.72がなぜついたのか、ネット上などでも激しい議論になったほどだ。

 それだけに、注目された26日のフリー。午後1時過ぎに試合が始まると、2ちゃんねるでは、実況スレッドが次々に立ち上がり、ツイッターでも、その様子を報告し合うつぶやきが続々と投稿された。

 2万人以上が参加するミクシィの「浅田真央」コミュニティでは、その呼びかけで、東京都内や名古屋でフィギュア女子フリーの観戦会が次々に開かれた。

 名古屋のパブでは、OLや主婦ら女性を中心に25人ほどが集まった。前出の店長は、「日の丸を持参した人が何人かいらっしゃって、真央さんに『頑張れー』と熱心に旗を振っておられました。トリプルアクセルを2度決めたときは、『すご〜い』と歓声と拍手が上がっていましたよ」。また、都内のパーティースペース「GRACE BALI 新宿」では、40代前後の主婦ら30人ほどが集まり、100インチの大スクリーンを見ながら、「真央ちゃん、頑張って」などと声を上げていた。

■「浅田真央の歴史的な快挙を審査員は評価しなかった」

 注目の対決となったフリーは、金妍児選手がまたしても完璧な演技をみせ、世界歴代最高得点で金メダルに。一方、浅田真央選手は、銀メダルになったが、ネット上では、その果敢な演技に惜しみない称賛が送られている。

 2ちゃんでは、「トリプルアクセル2回は美しかった。感動した」「技術的に浅田が世界一なのは間違いないな」などと書き込みが。ツイッターでも、「真央ちゃん、泣くな!点差ほど離れてなかったよ(/_;)」「銀メダルですが素晴らしいじゃないですか。負けを潔く認め、悔しいと言ったのも良かったです」といった声が出ている。

 ややミスがあったものの、トリプルアクセルの点数が伸びなかったと審判に不満も出ているようだ。ツイッターでは、こんな声が上がっている。

  「トリプルアクセルの評価が低い!五輪で決めたトリプルアクセルは4回しかないんだ。伊藤みどり、浅田真央、浅田真央、浅田真央」
  「キムヨナは受験に挑んで成功した。しかし浅田真央は学問の深遠に挑んだのだ」
  「採点法が問題!? 男子だって3Aを合計3つ成功させてる人は少ないのに、浅田真央の歴史的な快挙を審査員は評価しなかった。もしかすると、女性で3Aに挑む選手は、浅田真央で最後になるかも」

 また、フリーでは会心の演技を見せた安藤美姫選手(22)が、5位だったことへも疑問が出ている。銅メダルになった地元カナダのジョアニー・ロシェット選手に比べて失敗もなかったとして、2ちゃんでも、「安藤はもっと評価されるべき」「ミキティ惜しかったな」との書き込みが相次いでいるのだ。


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 妻に頼まれ個人情報を漏らしたとして、静岡県警は26日、地方公務員法(守秘義務)違反容疑で、清水署の男性警部補(37)を書類送検した。警部補は情報漏えいを認め、「大変申し訳ないことをした」と話しているという。県警は同日付で警部補を減給10分の1(6カ月)の懲戒処分とした。
 県警によると、警部補の妻に知人の女性が「夫のドメスティック・バイオレンス(DV)から逃れている。不審な車に後をつけられて怖いので、車の所有者を知りたい」と相談。警部補は2008年10月、妻に依頼されて県警本部照会センターへ車のナンバーを照会。所有者女性の住所、氏名を妻に教えた疑いが持たれている。 

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<科学技術会議>環境問題と健康計画の2本柱に 骨子素案(毎日新聞)

 政府の総合科学技術会議は23日、11〜15年度の科学技術政策の基本方針となる「第4期科学技術基本計画」の骨子素案を公表した。

 素案は、同会議有識者議員と科学技術担当政務三役らが作成した。過去3期の基本計画を「(外交など)他の重要政策と連動した国家戦略としての位置づけを欠いた」と指摘。政府の新成長戦略に合わせ、環境問題を解決する革新技術と、健康長寿社会を実現する技術を2本柱にすえた。

 一方、20年までに政府の研究開発投資が名目国内総生産(GDP)に占める割合について、津村啓介内閣府政務官は「(原案で)1%と書いた」と説明したが、関係省庁と調整するために記載は避けた。今後、同会議の下部会議で議論され、約1年後に「基本計画」としてまとめられる。【奥野敦史】

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<普天間問題>沖縄県議会の県内移設反対決議 社民党に勢い(毎日新聞)

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、県議会が24日、県内移設に反対する意見書案を全会一致で可決し、県外・国外移設を主張する社民党が勢いづいている。党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相は同日の記者会見で「内閣として重く受け止めなければならない」と強調。鳩山由紀夫首相が目指す5月末までの決着をにらみ、政府・与党の沖縄基地問題検討委員会で党独自の主張を強める構えだ。

 社民党は意見書をてこに、県内移設への流れを変えたいとの期待を抱いている。国民新党が2月上旬から移設先としてキャンプ・シュワブ陸上案を検討し、防衛省内にも同調する動きがある。警戒感を強める社民党は、10年度予算案の審議が続く中、政権内で「連立重視」や「国会対策」を強調することで、17日の検討委で予定されていた移設先案提示を先送りさせた。

 中央での働きかけと同時並行で取り組んだのが、地元・沖縄県議会対策だ。沖縄2区選出の照屋寛徳国対委員長は24日、毎日新聞に対し「シュワブ陸上案が表に出てから、県議会に意見書を早めにあげてほしいと働きかけてきた。良いタイミングで鳩山政権へインパクトを与える」と語り、意見書可決を導いたという舞台裏を明らかにした。

 社民党の危機感の背景には、参院各会派の勢力分野の変化がある。自民党離党者の民主党系会派入りが相次ぎ、社民党が参院で有する5議席がなくとも、民主系会派は過半数に達した。鳩山首相が普天間移設問題で「連立政権を維持する形の結論を出す」と強調しても、社民党内には「押し切られるのではないか」との懸念が消えない。

 社民党が頼る県議会の意見書に対し、政府内の反応は鈍い。平野博文官房長官は24日の記者会見で「こういう議決ということは理解した」と述べるにとどめた。シュワブ陸上案への反対姿勢を強める社民党だが、福島氏は同日の記者会見で「5月末というタイムリミットはあるが、問題解決に比べれば二次的なものだ」と述べ、「移設問題の5月決着」という政府方針にさえ異を唱え始めた。【西田進一郎】

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<松下政経塾出身>「自民から出馬」希望 民主「空き」減り(毎日新聞)

 今夏の参院選で自民党から立候補を希望する松下政経塾出身者が増えている。同党はすでに選挙区で2人、比例代表で1人の新人計3人を公認し、さらに数人を選考中。松下政経塾は民主党の有力な人材供給源の一つだったが、衆院選の大勝もあって「空き選挙区」が減り、候補者難に苦しむ自民党に活路を求めているようだ。

 松下政経塾出身の国会議員は、民主党の前原誠司国土交通相、野田佳彦副財務相、自民党では逢沢一郎元副外相らが知られる。現職議員数を比べると、衆院は民主党25人、自民党6人、参院は3人すべて民主党だ。

 候補者選定が遅れ気味の自民党にとって同塾出身者の志願増は思いがけない朗報だ。ただ、党内には「民主党に公認をもらえないから自民党では困る。よく見極める必要がある」(参院幹部)との声も出ている。

 自民党の与党時代には、政治家を目指す官僚出身者が民主党から立候補する例がしだいに増えた経緯もあり、今回はその「逆コース」と言える。【木下訓明】

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<普天間移設>名護市長、「シュワブ陸上拒否」(毎日新聞)

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、現行計画の移設先であるキャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)を抱える稲嶺進・名護市長が17日、就任後初めて社民、国民新両党首や関係閣僚を訪問した。稲嶺氏は現行計画に加えて国民新党が検討しているキャンプ・シュワブ陸上部(名護市)への移設案にも反対を明言。一方、同日開かれた政府・与党の沖縄基地問題検討委員会で社民、国民新両党は「連立の協調重視」を理由に移設先提案を先送りした。【西田進一郎、仙石恭、朝日弘行】

 「辺野古の海にも陸上部にも新しい基地は造らせませんと市民の皆様にお約束し、当選した。名護市民、沖縄県民の意思をくみ取り、これ以上の負担を及ぼさないようご配慮を」。稲嶺氏は17日昼、国民新党本部で亀井静香代表と会い、シュワブ陸上案への反対を訴えた。

 国民新党は同日の議員総会で、シュワブ陸上案と米軍嘉手納基地(同県嘉手納町など)統合案を決定する予定だった。だが、米領グアムや米自治領北マリアナ連邦、九州北部などを移設先として検討している社民党が、国民新党が先行して案を決めることに難色を示したことなどから、決定を見送った。

 亀井氏は稲嶺氏の訴えに「市民、県民の心をきっちり生かした解決を目指して頑張る」と応じ、その後の記者会見でも陸上案について「一つの良い案だ。これだけにこだわっているわけじゃない」と釈明。その後、稲嶺氏と会談した社民党の福島瑞穂党首も「辺野古の沿岸部にも陸上部にも基地を造らせない。一緒に頑張っていきましょう」と述べ、沖縄の民意への配慮を強調した。

 稲嶺氏は17日夜には、東京都内の居酒屋で社民党の照屋寛徳国対委員長や国民新党の下地幹郎政調会長、民主党の玉城デニー衆院議員と会談。下地氏を除く3人は、シュワブ陸上案について「(名護市長選という)直近の民意に反する」として撤回を迫った。これに対し、下地氏は陸上案は県民負担の軽減になるとし、期限を区切った暫定的な案だと主張。しかし、照屋氏らは米国が暫定的な案に同意して約束を守るとは思えないと反論したという。

 一方、政府内では、自民党政権下で検討されたことのあるシュワブ陸上案を有力候補地の一つとする見方も根強く残る。鳩山由紀夫首相は17日夕、首相官邸で記者団に「自民党時代にいろんな理由で必ずしも最適ではないと言われたものが、本当に選考理由がそうか、過程の中で見えないところもある。かつてうまくいかない案であっても検討する価値はあると思う」と述べ、シュワブ陸上案を排除しない考えを示した。

 この日の検討委は、先のグアム視察の報告をした程度で、次回日程は決められず、平野博文官房長官に一任。北沢俊美防衛相は記者団に「時間がないんだからとりまとめは急いでほしい」といらだちをぶつけた。

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小沢氏ねだる? オバマ米大統領との面会、実現可能性は(産経新聞)

 民主党の小沢一郎幹事長が4月下旬からの大型連休中に訪米した場合、オバマ米大統領は会談に応じるだろうかー。ワシントンに駐在していたときに取材したブッシュ前政権時代のホワイトハウス元当局者2人に意見を聞いてみたところ、正反対の答えが返ってきた。

 「鳩山政権におけるミスター・オザワの役割の重要性を米政府もよく認識している。1対1の会談ではないとしても、何らかの方法でオバマ大統領は面会するのではないか」

 日本の政治情勢にも詳しいある元当局者はこう予測した。

 国家元首である米大統領の面会相手は、基本的には大統領や首相であるが、政治的に重要と判断すればそれ以外の実力者に会うこともある。オバマ政権は発足当初から小沢氏を重視してきた。昨年2月、就任まもないクリントン国務長官は初の外遊先として日本を訪れた際、日程をやりくりしても当時野党民主党の代表だった小沢氏と会談している。

 日米間では現在、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題が懸案となっている。鳩山由紀夫首相は5月末までに結論を出すと明言している。小沢氏は訪米したとしても「政策的な議論は政府がやることだ。友好親善が目的」と述べているが、米側としては普天間問題解決のため小沢氏の「剛腕」に期待し、大統領との面会実現で恩を売ることも考えられるというわけだ。

 これに対して、日本の今日の政治情勢に興味があるという別の元当局者は「オバマ大統領がオザワさんに会うとは考えられない」と言い切った。この元当局者はその理由として、「オザワさん自身は(資金管理団体による土地購入をめぐる事件で)不起訴になったが、彼の秘書らは3人も起訴された。ホワイトハウスは日本の政局に巻き込まれる恐れがあることをするのを嫌がるだろう。オザワ一行は議会関係者との面会ということになるのではないか」と説明した。

 小沢氏は昨年12月、143人もの国会議員を含む、総勢600人超を引き連れて中国を訪問した。胡錦濤国家主席は全員と記念撮影や、国会議員の大半とのツーショット撮影にも応じた。もっとも、記念写真の場面や小沢氏の発言は中国では一切報じられなかったという。

 こうした報道統制は中国では可能でも、米国では不可能だ。「仮にオバマ大統領が大型訪問団とのツーショット撮影に応じたら、米メディアの格好の餌食になるだろう」と、会談の可能性を否定したこの元当局者は語る。

 小沢氏は8日の党役員会で「中国に行ったとき胡主席にお出迎えいただいた。オバマ大統領もちゃんとやってくれるだろう」と期待感を示した。

 ただ、14日になると「むこう(米側)から『ぜひおいでいただきたい』ということであり、私が行きたいと頼んだわけではない。別に私がオバマ大統領と会談したいと言ったわけでもない。米側もそれなりの歓迎をしてもらいたいという意味だ」(福岡県久留米市での発言)とトーンダウンした。

 中国での胡主席とのツーショットも小沢氏サイドの強い希望で実現したと聞く。異なる見通しを示した元当局者だが、2人ともに「オバマ大統領とのツーショットをねだることだけは、今後の日米関係のためにもしてほしくない」と望んでいた。同感である。(有元隆志)

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<自殺>交通事故との因果関係認定…福岡地裁が賠償命令(毎日新聞)

 交通事故で重傷を負い、事故から約3年2カ月後に自殺した男性(死亡時21歳)の両親が、相手の乗用車を運転していた男性に約5120万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が16日、福岡地裁であった。南場裕美子裁判官は「事故による障害や自分の将来を悲観しての自殺。他に原因はない」と、慰謝料など約1660万円の支払いを命じた。精神疾患などに罹患(りかん)した医学的診断はなく、判決は生前の言動などから事故との因果関係を認定した。

 判決によると、事故は04年2月、福岡市東区の県道で発生。原付きバイクで直進していた高校3年生(当時)の男性と、反対車線から右折してきた飲酒運転の乗用車が衝突した。男性は事故後に数回の手術を受けたがひざの関節が変形し、歩くのにつえが必要となった。運送会社からの就職内定も辞退し、07年4月に自宅で首つり自殺した。【和田武士】

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